水の教会 Chapel on water

CONCEPT

安藤忠雄×水の教会

世界的建築家・安藤忠雄氏は目の前に広がる あるがままの自然を、人間の意志によって切り取った空間こそ 「聖なる空間」であると語る。 建築を通して、自然の要素「水・光・緑・風」に触れることで 徐々に心と体が浄化され、精神が研ぎ澄まされる。 清らかな気持ちで挙式を迎えるための準備を整えてゆく。 ふたりはもちろん、ゲストもまた同じ気持ちで ふたりの誓いを見守る挙式。 それが「水の教会」。

日常から非日常へ

水の教会での挙式は、白樺の森とL字型のコンクリートの壁に沿って 進むアプローチから始まる。 視界をさえぎる大きな壁の向こうから聞こえるのは、 わずかな水のせせらぎ。 歩み続ける先に、一気に視界が開け「水の教会」と始めて対面する。 せせらぎの音でしかなかった水の音がより確かに強く体に響く。 この劇的なアプローチの演出により、 ふたりの意識は日常から非日常へと導かれる。 日常の喧騒から心と体を切り離し、 心穏やかに誓いのときをむかえる準備が整う。

感覚が研ぎ澄まされる

教会を登りつめた先には、澄みきった「光」を切り取る、 ガラスで四方を囲まれた空間。 溢れる自然との交感を果たし、厳粛な気持ちが引き出されてゆく。 そして教会の中へ続く螺旋階段の深い闇に身を預ける。 この瞬間ふたりは一切の感覚を閉ざす。 本来備わっている感覚が極限まで研ぎ澄まされてゆくのを感じる。

ムービ

階段を降り立つと、その先にはわずかな風にも揺れる水面が広がり、 中央には礼拝堂の一部であることを告げる十字架が静かに浮かび立つ。 水面が祭壇となる「水の教会」。 祭壇一面に水が流れることで、 人が足を踏み入れることの出来ない神聖な空間が成立する。 水音によって非日常へと導かれ、光によって清められ、 闇によって感覚を研ぎ澄まされる。 そして再び水によって聖なる空間へと繋がれる。